♯007 採択されやすい計画書_ 売上計画をAIで

「採択されやすい計画書」シリーズ、ながながと続けて参りました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

「採択されやすい事業計画書」シリーズでは良い事業計画書とは何か
というテーマを追求してきました。

まず、# 002では「良い事業計画の条件」について
詳しく述べました。

そして良い計画書のポイントは3つあげ、それぞれについてご説明してきました。

 ① 課題設定
 ② 解決のためのストーリー
 ③ 客観性と数値 

前回# 006のブログでは「③客観性と数値」において市場分析を行いました。

今回は「③客観性と数値」のうち、2番目のテーマ「売上利益計画書」の作り方について
述べます。

目次

① 客観性と数値「売上、利益計画を作る」

例えば、「小規模事業者持続化補助金」ですが公募要領では「目標と今後のプラン」「補助事業の効果」を
計画書内に記載するよう、求めています。

以下はごく簡単なものですが、生成AIを使用して売上計画を作成する方法をご案内します。

今回もChat GPT-4o(GPT-4omni)を使います。

【事例】イタリアンレストラン

以下のプロンプトではAIに対し、目標とする利益率を達成するのに必要な売上高の計算を求め、
かつPL表の作成を依頼しています。

プロンプト例————————

<前提条件>
当店は客席30人規模のイタリアンレストランです。
利益率と付加価値を高めるべく,手作りのスイーツの提供を検討しています。

ジェラートとかき氷の生産設備の購入のため、小規模事業者持続化補助金の申請を行う予定です。
申請時に提出する売上高・利益計画を作成したい。

<して欲しいこと>
2024年3月期の決算を基準に2027年までの3年間の予想PLを、営業利益まで作成して下さい。

以下の要件を満たすのに必要な売上高の予測数値を算出して下さい。

結果をPL表にして下さい。列を決算期、行をPLの科目にして下さい。

<基準となる決算 2024年3月期>
1.売上高 ¥40,000,000
2.製造原価 ¥23,000,000
3.家賃 ¥2,400,000
4.減価償却費 ¥80,000
5.人件費 ¥8,500,000
6.その他販管費 ¥5,020,000
7.営業利益 ¥1,000,000

<要件>

・製造原価は2025年から売上高の55%とする
・営業利益率を毎年3%、5%、8%と成長させる
・原価償却費は新設備導入後は既存設備分も合わせて
 毎年350,000円。
・家賃は同じ金額で推移する。
・その他の販管費は24年の3月期同様に
 売上高の12.5%とします。
—————————-プロンプト終わり

<結果>
ChatGPTの回答では、売上高の予測は以下のようになります。
2025年 ¥48,214,286
2026年 ¥52,083,333
2027年 ¥61,956,522

もちろんちゃんとしたPL表も作成されます。
さて、これでいったん売上・理延期計画表が出来ました。でも、事業計画としてはまだ不足しています。

② 販売計画へ落とし込む

売上や利益の数値計画ができたら、次は売上と利益を実際の行動計画へ落とし込む必要があります。

つまり販売計画を作成する必要があるのです。
また、販売計画も数値に基づいたもので、すぐに明日からでも実行可能な
具体性の高いものを作りましょう。

そこでもAIの力を借りますが、この方法については次回のブログでご案内します。

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