本日のテーマは「補助金で採択されやすい事業計画書」客観性と数値編①です。
事業計画書では市場分析と売上・利益計画にあたります。この部分は実はAIがとても「使いやすい」のです。
特に市場分析では、AIを使うとより広範囲に、またよりニッチに市場を特定することができるようになります。
1.戦略ストーリーと客観性・数値の関係
本シリーズの最初に採択されやすい事業計画書のポイントを3つ挙げました。
① 課題設定
② 解決のためのストーリー
③ 客観性と数値
この③ 客観性と数値を今後4回にわたってお話致します。
■1. 客観性と戦略ストーリーとの関係
前々回#003「解決のためのストーリー」では、
良い経営計画(事業計画も)にはすべて、普遍的な物語類型で構成されていると申しました。
本日のテーマ③「客観性と数値」は下記のストーリーのどの部分で、語られるのでしょうか?
皆様はお分かりになりますか?
●戦略ストーリーのパターン
1)【現状】
自社の現状、特に会社のある強みがあってお客様の支持を得、事業を続けていた。
↓
2)【課題の発見】
ところが環境変化(市場変化など)が起こり, いままでの方法では対応できなくなった。
↓
3) 【解決方法の模索】
自社に不足しているものは何か? 例えば、新しい設備や技術が必要である
↓
4)【外部の助けを得て解決する】
例えば補助金をつかって設備や技術を獲得する
↓
5)【解決後のイメージ】
課題を解決し、最終目標である利益や売上を達成する
はい、多くの方はすぐピンときたと思います。数値で客観性を示さなければいけないのは
次の2か所です。
2)【課題の発見】⇒(市場などの環境変化)
5)【解決後のイメージ】⇒(売上や利益の目標達成)
今回と次回はまず、「2)【課題の発見】」における市場を調査・分析し数字に表す方法」を
お伝えします。
2. 市場分析ではAIをフル活用しよう!
市場分析は申請書を書く専門家の間では軽く見られがちなのですが、
課題設定の正当性を示す以外と大事な項目です。
市場ニーズがなければ、そもそも設備投資費を申請する意味がないからです。
実は、かつてはというよりつい最近まで、私にとって補助金申請で一番時間がかかって、
しんどかったのが市場分析なのです。
まず政府系の膨大なデータベースの「経済センサス」から始まって
日経や帝国データバンクなどの信頼性のあるサイトのデータを検索しまくって…
数値をEXCELに落として、グラフにして…などなど
その苦労を質とスピードをともにグーっと上げるのが生成AI・ChatGpt4または
GPT-4o(GPT-4omni)です。GPT-4o(GPT-4omni)は無料版があります。
プログラミング ド素人の私がなんとなく使っても、けっこう役に立つので皆様にもお勧めします。
具体的な使いかたですが、本編長くなりすぎたのでここでいったん筆をおきます。
このあとすぐに続編をお送りします。
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