前回#002から、テーマは「補助金で採択されやすい事業計画書」
についてです。
前回は、事業計画とは「課題解決に向かうストーリー」であると申しました。
(これは補助金に限らずすべての 経営計画、事業計画に当てはまります)
そして良い事業計画書(採択されやすい事業計画書)のポイントを3つ挙げました。
① 課題設定
② 解決のためのストーリー
③ 客観性と数値
前回ではそれから主に「①課題設定」についてご説明しました。
補助金の申請では、自社の課題を、補助金を提供する側の政策上の課題と
一致させる必要がある、と申しました。
今回は②ストーリーについてお話します。
② 「解決のためのストーリー」の作り方
経営計画や事業計画って難しい、専門家に任せてしまいたいもの、と思っていませんか?
実は全然難しくはないです。
経営計画(事業も)はすべて、ある一定の型(パターン)でできているからです。
それは次のようなものです。
①【現状】
自社の現状、特に会社のある強みがあって、お客様の支持を得、事業を続けていた
↓
②【課題の発見】
ところが環境変化(市場変化など)が起こり今までの強みや、やり方では対処できなくなった
↓
③ 【解決方法の模索】
自社に不足しているものは何か? 例えば、新しい設備や技術が必要である
↓
④【外部の助けを得て解決する】
例えば補助金をつかって設備を購入したり、新しい技術者を雇用するなど。
↓
⑤【解決後のイメージ】
課題を解決し、最終目標または会社としてあるべき姿を達成する
実は①~⑤は普遍的なストーリー(物語)の型でできています。
つまり様々な困難を、知恵や勇気で克服し、成長していく主人公(ここでは会社)という
ストーリーです。
良い経営プランには、または良い経営には常に明解で一貫したストーリーがあります。
世界の優れた経営者は、みなそれを創り明晰な語り口で語ってきました。
ジョブスも孫正義もイーロン・マスクもです(人選に異論はあるかもしれませんが)。
なぜ、ストーリー(物語)なのかについては次回に詳しくお話しますね。
皆さんもきっと会社経営がますます好きになるでしょう。
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