♯003 採択されやすい事業計画書の作り方②「ストーリー編1」

前回#002から、テーマは「補助金で採択されやすい事業計画書」
についてです。

前回は、事業計画とは「課題解決に向かうストーリー」であると申しました。

(これは補助金に限らずすべての 経営計画、事業計画に当てはまります)

そして良い事業計画書(採択されやすい事業計画書)のポイントを3つ挙げました。
 ① 課題設定
 ② 解決のためのストーリー
 ③ 客観性と数値 

前回ではそれから主に「①課題設定」についてご説明しました。

補助金の申請では、自社の課題を、補助金を提供する側の政策上の課題と
一致させる必要がある、と申しました。

今回は②ストーリーについてお話します。

目次

② 「解決のためのストーリー」の作り方

経営計画や事業計画って難しい、専門家に任せてしまいたいもの、と思っていませんか?

実は全然難しくはないです。

経営計画(事業も)はすべて、ある一定の型(パターン)でできているからです。
それは次のようなものです。

①【現状】 
 自社の現状、特に会社のある強みがあって、お客様の支持を得、事業を続けていた
  ↓
②【課題の発見】
 ところが環境変化(市場変化など)が起こり今までの強みや、やり方では対処できなくなった
  ↓
③ 【解決方法の模索】
 自社に不足しているものは何か? 例えば、新しい設備や技術が必要である
  ↓
④【外部の助けを得て解決する】

 例えば補助金をつかって設備を購入したり、新しい技術者を雇用するなど。
  ↓
⑤【解決後のイメージ】
 課題を解決し、最終目標または会社としてあるべき姿を達成する
 
実は①~⑤は普遍的なストーリー(物語)の型でできています。

つまり様々な困難を、知恵や勇気で克服し、成長していく主人公(ここでは会社)という
ストーリーです。

良い経営プランには、または良い経営には常に明解で一貫したストーリーがあります。

世界の優れた経営者は、みなそれを創り明晰な語り口で語ってきました。
ジョブスも孫正義もイーロン・マスクもです(人選に異論はあるかもしれませんが)。

なぜ、ストーリー(物語)なのかについては次回に詳しくお話しますね。

皆さんもきっと会社経営がますます好きになるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次