第17回「小規模事業者持続化補助金」の申込受付が
いよいよ5月1日から始まります。
まだ、募集開始まで少し時間がありますので
今回のテーマは以下の事前準備についてお話します。
事前準備には次の2種類があります。
① 申込みに必要な事前準備 (GビズIDプライムのID取得など)
② 採択を有利にするための「加点項目」 申請のための事前準備
その前に当補助金のおさらいを少ししましょう。
小規模事業者持続化補助金とは
1)目的
小規模事業者等が今後複数年にわたり、販路開拓等の取組の経費の一部を補助するものです。
販路開拓のために必要な生産性向上についても補助されます。
(詳細は当サイトのブログ#13ご覧ください。
ここからも入れます→ URL:https://x.gd/YkCeC )
2)補助金類型について
本ブログでは、第17回小規模事業者持続化補助金のうち、 一般型【通常枠】についてご説明します。
また一般型では【通常枠】に加え、上乗せ補助として 「インボイス特例」「賃上げ特例」を設けています。
(下表を参照)

事前準備① 申込みに必須であるもの
1)GビズIDプライムのID取得
・国や補助金の申請は、ほぼすべて電子申請です。Jグランツというサイトから行います。
もし当サイトのID、パスワードをお持ちでない場合、できるだけ早急に申請して下さい。
(郵送で2週間ほどかかります)
・申請および申請方法はこちらから⇒ https://gbiz-id.go.jp/top/
2)申請時に提出する書類
・直近1期の損益決算書や貸借対照表(法人)、確定申告書や青色申告決算書(個人)
履歴事項全部証明書など、事前に取り寄せる 書類も早めに準備しましょう。
※提出書類は申請する「型」や「枠」「特例」により異なります。
必ず補助金公式ページにある公募要領を確認しましょう。
事前準備② 加点項目を申請する場合
・加点項目の条件を満たして、申請すると 審査の時の評価点が追加され、採択の可能性が高まります。
・「小規模事業者持続化補助金」の加点項目は 「重点政策加点」と「政策加点」の2種類あり
それぞれのグループから1項目のみ選択できます。
(下表参照)

※Aの①「赤字賃上げ加点」を申請すると自動的にB①「賃金引上げ加点」が適用されるので気をつけて下さい。
(その他の政策加点が選択できなくなります)
※Aの④「くるみん・えるぼし加点」とBの⑥「一般事業主行動計画策定加点」を同時に選択すると、
Bの⑥のみが加点対象となります。
お薦めする加点項目
Aの④「くるみん・えるぼし加点」とBの⑥「一般事業主行動計画策定加点」の2つのうち、
どちらかをとるならば、Bの⑥「一般事業主行動計画策定加点」です。
理由:Aの④は認定資格までとらなければなりませんが、Bの⑥は計画の公表のみで
OKだからです。
従って、お薦めする加点項目は
Aグループ「②事業環境変化加点」とBの「⑥一般事業主行動計画策定加点」
の組み合わせです(ピンクのセル)。
もし、申請まで十分な時間があるならば
Aの④「くるみん」・「えるぼし加点」と、Bの⑨「事業継続力強化計画策定加点」
の選択も大いにありえます(水色のセル)。
「一般事業主行動計画」とは?
それでは、ここでお薦めしている、「女性活躍推進法」「次世代法」に基づく
「くるみん認定」「えるぼし認定」「一般事業主行動計画」とは
どういうものでしょうか?
また、どうしたら加点が取れるのでしょうか?
実は「一般事業主行動計画」は、意外と簡単に策定や公開ができるのです。
次回のブログではそのことについて、お話いたします。
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