今回のテーマは「採択されやすい事業計画書の作り方」シリーズ
第1回目「良い事業計画の条件」についてです。ポイントは3つあります。
事業計画書とは何か
1)まず事業計画書とは何かから始めましょう
それは一言でいえば「課題解決に向かうストーリー」です。
・そしてそれは「数値など客観的なエビデンスに裏付けられている」必要があります。
2)ポイントは3つです。
① 課題設定
② 解決のためのストーリー
③ 客観性と数値
以降、それぞれ少しずつ解説します。
ポイント ① 課題設定
どの会社や事業者にもそれぞれの経営課題や事業課題がありますね。
例えば、
・売上を伸ばす
・新規のお客様を開拓する
・業務を効率化し、人手不足を補いたい
などなどです。
補助金の申請では、ご自身の会社の課題と、行政側の補助金を提供する目的が
一致している必要があります。
例として、もし御社が製造業であり、IT化した最新設備をいれて生産を効率化し
残業時間を減らし、利益をあげたいと言う課題をお持ちならば、
ものづくり補助金の 「省力化(オーダーメイド枠)」が課題として一致します。
また、補助金の事業計画では現状をマイナスから0に回復するだけではなく、
さらに上を行くプラス効果が求められるのです。
新しい設備を獲得して社内の生産も改革すると同時に、新しい市場や業界への進出、
サービスの提供や製品の生産、あらたな生産方法の創出など
さらなるプラスを目指すことが求められます。
つまり国は、御社一社に投資することで、御社の周辺の会社や地域も同時に
活性化したい、と考えているのです。
(ちょっとムシがいいかな、思いますけど、税金を投入すると考えれば納得はいきます。)
これを相乗効果、波及効果と言います。
さあ、課題が上記のようになると、どのようなストーリーが必要でしょうか?
残りのテーマ
②解決のためのストーリー ③ 客観性と数値
については、次回以降に続きます。
どうかお楽しみに!
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